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今日から使える知識になる!損益分岐点


◎「損益分岐点とは」と調べても、数式が出てくるばかりで「で、なんなの?」と思っている方
◎計算したりしているが、活用できているかというと自信がないという方

そんな方々に向けて、損益分岐点が今日から使える知識になるような説明をしてみたいと思います。 ここまで理解すれば、活用方法が見えてきます。

図で理解すれば、頭にスッキリ入ってくる!


損益分岐点売上高とは、利益が0円のときの売上高のことを言います。

つまり、

売上高がこの額を超えれば利益が出て、この額を下回れば赤字というときの売上高とも言えます。

”利益が出る売上高”とは、”総費用を上回る売上高”ということですので、
損益分岐点売上高を知るためには、まず”費用”について考えなければならないようです。

”費用”は、その性質によって、大きく2つに分けることができます。

変動費 売上高が0円の時、0円となる費用。
売上高が増えれば、増える費用。

例) 材料費、仕入、販売手数料など
固定費 売上高が0円の時、0円とならない費用。
売上高の増減に、関係しない費用。

例) 給料、地代家賃、リース料など

この2つを合わせたものが、総費用ですので、これを図にしてみましょう。

固定費+変動費のグラフ

固定費の上に、変動費を乗せたグラフです。

横軸を売上高の金額とすると、固定費は、売上高が0円でもウン千万円でも変わりませんので、 水平な線になっています。

これに対して、変動費は、売上高が0円のときは0円ですが、 売上高が増えれば増えるほど、多くなっているのが分かると思います。

変動費+固定費のグラフ

今度は、変動費の上に、固定費を乗せたグラフです。

どっちが上でも下でもよいのですが、説明する都合上、 ここからは、変動費を下にしたグラフで説明を続けていきます。

ここで、費用のグラフに、売上高の線を描き加えてみましょう。

固定費・変動費のグラフに、売上高の線を加えます。

もう気付いている方もいらっしゃるかもしれませんが、 売上高線と総費用線が交わる点こそが、”損益分岐点”です(詳しくは、また後で)。

さて、この図で、ある「重要な金額」が可視化されていることが分かりますか?

オレンジ色の三角形が粗利です。

売上高の線と変動費の線で囲まれた、オレンジ色の三角形です。
そう、この三角形は、売上高から変動費を引いた金額、いわゆる”粗利”ですね。

ここからが、損益分岐点を理解する重要なポイントになります。

変動費線と総費用線の間の平行四辺形のところはなんだったか覚えていますか?
”固定費”でしたね。

この図では、固定費と粗利の金額を比較することが可能です。

売上高線と総費用線の交点より左側では、粗利額よりも固定費の方が多いことが分かりますか?
つまり、赤字ということ(!!)です。

では、交点より右側は?
粗利額が固定費より多いので、利益が出ていて黒字だということです。

利益と損失の分かれ目、損益分岐点が見えてきましたか?


”経営とは、粗利で固定費を回収していく営みである” ということがこんなにも簡潔に表せてしまいました。

「交点よりも左か、右か」は、「赤字で終わるか、黒字を出せるか」という大きな違いなのです。

だから、みんながこの点を求めたがるのですね。

これこそが、 赤字になるか黒字になるか、「損益」が「分岐」する「点」、損益分岐点なのです!!

どうでしょうか? 活用方法が見えてきたのではないでしょうか?

自社とライバル社などを比較してみたりして、利益構造を図で把握すれば、利益を増やすために何ができるかが見えてくるはずです。

ちなみに、計算して求めたくなった方は、

損益分岐点売上高 = 固定費 ÷{(売上高 − 変動費)÷ 売上高 }で求めてみてくださいね。

簡単に求めたい方、グラフで見たい方は、、
損益分岐点グラフ作成のページをどうぞ。 Excelサンプルなどもご用意しております。